ランナウェイ復活に向けて(ナンバー取得編)

ふと、倉庫の奥に眠っているランナウェイを復活させようと思った。最近、オールドタイマーやノスタルジックヒーローなどのレストア雑誌を読んでいて、ぼろぼろの車が、ピカピカに再生されていく過程を見て感動してしまった。大学に入って、最初に買ったのは、ヤマハのタウニー。中古だったせいか、ブレーキがほとんど効かず、怖い車だった。数ヶ月して、このランナウエイに乗り換えた。僕にとって、初めてのエンジンで動く新車だった。卒業後、自宅に持ち帰り、以後そのままの状態で眠っていた。
ものを捨てられない性格なのである。


【2009 3/23】倉庫から出して、エアガンなどでほこりをとった状態。Lカバ-ケース、マフラープロテクターともに激しく錆びている。保管場所は、屋根付の倉庫ではあるが、大学時代は雨ざらしの状態だった。エアフィルターカバーは、掃除のため外してある。(写真左)エアフィルターは、手で触ると砂のように、ぽろぽろと崩れ落ちた。
走行距離は、約8000キロ。しかし、万の位の数字がない...。18000なのか38000なのかは不明。燃料タンク下から、テールランプにかけても錆がでている。
トップカバーや、ねじ類も年月を感じさせる。リアの指示器は、本来ストップランプから、ステーが出て止めるのだが、学生時代に破損してしまい、医学部の向かいのバイク屋さんに直してもらった。ぺらぺらのステーなので変形激しく、要交換。まずバッテリーを新品に交換。メンテナンスフリーのバッテリーが主流だが、液注入タイプを購入。安いというのもあるが、ランナウェイには、液から車体を守るバツテリーブリザーチューブというのがついていて、バッテリーケースも、そのような設計になっているのだ。なるべく「当時のまま」が基本。チューブは、酸のせいでぼろぼろだったので、バッテリー付属の新品に交換。エンジン始動と、ライト、方向指示器、ブレーキランプ動作確認。しかし、ホーンが鳴らない。ホーンのコードを直接バッテリーにつなぐと、問題なく音が出る。コードの接点を掃除したら音が復活した。見た目はぼろぼろだが、これで何とか復活のめどがたった。
【2009 5/21】フェンダー、マフラー、プラパーツなどを取り外し、錆び取り開始。(左)マフラーのフランジ部分は一部破損。ラジコンの場合、マニホールドは一体なのだが、こんなふうになってたのを知って、ふむふむ、なるほどなるほどと感心。分解していく過程で、この「ふむふむ、なるほどなるほど」状態に何度も遭遇し、何だかうれしい。
ノスタルジックヒーローに、RSR-2 という錆び取りケミカルが紹介されていた。さっそく購入して使ってみる。錆だらけだったのが、数分で右の写真のように綺麗になった。水で洗い流し、耐熱塗料で塗装。純正ではブラックだが、シルバーもいいかなと。(下の写真左)
【2009 5/25】Lケースカバーを外して、中を観察。Lケースを外すとき、キックスターターアームを外さなければいけないのだが、その時、6ミリのナットが途中で折れてしまった。途方に暮れたが、ポンチで印をつけ、ドリルで穴を開ける。なかなか中心に穴が開けれないので、ドリルを横に動かしながら調整して、ほぼ中心に開けた。6ミリねじを切り直し、無事再生。あぁもうだめだと思っても、必ず再生できる。これがレストアの醍醐味なのだ。駆動はチェーンでなく、ベルトドライブ。張りもあり、結構きれいな状態。サハリバギーはGTXからスーパーサハリになって、ベルトドライブになった。ミントラスベガスのチェーンは錆びついてるけど、ベルトだと錆の心配もないし、いいのかも。Lケース表面を、グラインダーでならしてから、ブラックのさび止めで塗装(下の写真左)。はじめは、サンドペーパーで錆を落としていたが、かなり疲れるのと、時間をかけた割には作業が進まない。思い切って、グラインダーを購入。使ってみると、これが目から鱗ですごく楽、しかも綺麗に仕上がる!ということで、手でしかできないところ以外は、グラインダーを使用することに。サンドブラスターを、使ってみたいのだけど...。
【2009 5/31】学生時代、友達何人かと真夜中に友人宅に向かう途中、縁石にぶつかり、ジャンプして転倒。ヘルメットをしてたおかげで大事に至らず、そのまま予定通り、友達宅で朝までマージャン。その時の事故のために、右ブレーキレバーの先端が折れていた。新品のパーツが届いたので装着。ホンダカスタマーに問い合わせたら、何と新品の部品があるとの返事。25年以上も前の部品なのに、すごい。アクセルが堅かったので、分解してグリスアップ。スムーズに動くようになる。
フロントのブレーキの戻りが悪い。かすかな記憶だが、これは徳島で乗ってたときからのような気がする。ケーブル内が錆びているのかもと思い、呉556をケーブルとワイヤーの間に入れようとしたが、なかなか細いノズルでもうまく入らない。こういう場合は、ワイヤーインジェクターというのを使うと知り、さっそく購入。呉556を十分流したら、多量の錆とともに出てきた。出てくるのが綺麗になってきたところで、ワイヤーグリスを注入。後輪のブレーキは戻りがよかったけど、念のために556で洗ってグリスアップ。同じように多量の錆が出てきた。最近はステンレスのワイヤーが出ていて、それだとこういうメンテナンスはいらないのかも。
【2009 6/10】フェンダー、マフラープロテクターは、手作業で錆を落とし、裏をさび止め塗料で塗装。フランジが取れかけていたマフラーは、行きつけの車屋さんの紹介で、プロの溶接屋さんにお願いした。さすがプロ、数分間でこの通り。(写真右)
排気部分がへこんでいたので、叩いて直した。これは自分でやりました。
【2009 6/14】マフラープロテクターをはじめ、メッキパーツは、とにかく磨く。仕上げはピカール。近くで見れば細かい錆の跡がわかるが、ほぼ満足な状態に。プラ部品は洗って、仕上げはラジコンで使っていたブリス。これもまずまずの状態。(写真右)
エアフィルターは無いと思って自作したが、まだメーカーに在庫があった。(写真左の右が自作フィルター)自作は予備としてとっておくことに。サービスマニュアルには、「ギヤーオイルなどをしみ込ます」とあるが、ラジコン用のフィルターオイルを使用。ステップバー、スピードメータスリングの錆をとって、シルバーに塗装。ステップゴムを外して塗装するのが筋だが、硬くて取れない。新品のステップゴムが手に入った時、嬉しくてすぐ取り付けてしまった。しかも、硬くてなかなか入らないので、ハンマーで叩きながら取り付けた。それを外す気にもならず、マスキングすることにした。
【2009 6/18】マフラーの取り付けは、純正のガスケットが手に入ったのでそれを使用。固定ナットは、外れ予防のため、ナイロンナットとし、さらにその上からばねワッシャー/ナットと念には念を入れた。ホイールハブの錆はグラインダーが使えず、手も届かない。ホームセンターで、錆び転換剤を見つけたので使用してみた。ムラができて、いまいち。(写真右)
リアのハブも、錆び転換財を塗ってみた。(写真左)リアキャリアーは、入り組んでいて錆び取りが難しい。何とかとって、さび止めを塗装。とにかく錆との戦いを実感。         
ボディの塗装に取り掛かる。3MのCNSべべルで錆を落とす。CNSべべルもいろいろあって、粗目だと傷が目立つので、細目(グリーン)で仕上げ。ステッカーは在庫がないだろうからマスキング。(たとえあっても使えないだろう)、
タンクもグラインダーと手作業で錆び取り。その後シルバーに塗装。タンク内の錆は、灯油を入れて洗っただけ。これが後で問題に...。
【2009 6/19】塗装を終え、組み立てた状態。(写真右)自賠責保険にも加入し、ナンバーを取得。
いよいよ、長距離走行ということで、ギアオイル交換。必要量は90ml。一本新品購入したけど、なんかもったいないような...。バッテリーを、何回か外したりつけたりしてたら、うっかりプラスマイナスを間違えて、ヒューズが飛んでしまった。(とんだ純正ヒューズは右写真の上側)こんな短いのは今ないし、7Aというのも見つからない。容量が大きいのはまずいが、小さいのならいいだろうということで、ホームセンターで5Aを購入。二つセットで100円くらい。今のところ、特に問題なし。
ハブは、錆び転換剤がいまいちなので、さび止め塗料で上塗りした。中身はともかく外観の再生はこれで一区切り。(写真右)
シートの破れはないので、このままでいきます。
リアウインカーステーは、ホームセンターにちょうどいい具合のものがあったので取り付け(写真左)。2つで200円くらい。
自賠責のシールは、まだ届いてないので貼っていません。シート下のさびもとって塗装(写真右)。
HONDAのステッカーも張り替え、タンクキャップは、新品在庫があったのでピカピカに。ヘルメットも購入し、やる気満々なのであった。

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